Endless SHOCKに思うこと
ヤラとの楽屋のシーン
どうしてお前はいつもかき乱す
今のお前には分からない
すべては明日のステージのため
このままじゃ進めない
俺の前から消えてくれ
俺一人でも前に進むしかない
歌詞はニュアンスです。なんせ二人の歌の掛け合いで、聞き取れない(笑)
私、この変更とても好き。
二人の気持ちはもどかしいくらいに噛み合わないのに美しく重なる歌声。
悲痛な心の叫びを歌に乗せて伝えてる訳だけど、歌うことで二人の気持ちがスッと自分のなかに浸透して、まるで自分の事のようにじくじく痛む。
コウイチが好きで好きで追いかけ続けてるけど一向に縮まらない距離。自分はどうやってもコウイチを越えられない。そんなヤラの悲しみ憎しみに胸が締めつけられる。
組織を統括するには共通の敵、と言うけど、この時のコウイチはまさにその考えのもとで動いてるように見られた。それが「俺はどう思われてもいい」という台詞に繋がる。
それでカンパニーがいい方に向かえるなら、みんながもっと高みを目指してくれるなら。それがカンパニーの為になるなら、自己犠牲も厭わない。そんなコウイチがあまりにも孤独で。
ジャパネスクのあの悲劇は、コウイチがカンパニーを愛するがために招いたように思う。
なぜ分からない?なぜひとつになれない?自分だけ孤軍奮闘するなかでのヤラの悪戯に完全に思考が停止して、やれるもんならやってみろよ!!!と…。
楽屋シーンを歌に乗せたことで、今までそこまで深く考えなかったコウイチとヤラの怒りや悲しみや憎しみに想いを馳せることができた。
SHOCKは何度見てもその度に感じることが違い、ほんとうに生きてる舞台だな、と思う。
これから先、いつまで続けてくれるのか分からないけどずっと見守り続けていきたい。